富山ガラス工房とは?ペーパーウェイトや風鈴・体験教室 NHKイッピン
富山ガラス製品の歴史
NHKイッピン「暮らしにアートと輝きを~富山ガラス製品~」で紹介された富山ガラス工房とはなにか、ペーパーウェイトや風鈴などを作り出す富山ガラス製品の歴史、地元での体験教室、通販情報などを調べてみました。
富山のガラス製品はアート感覚で暮らしの中に輝きを加えてくれます。和洋どちらの料理もひきたててくれると人気です。
目次
とはいえ、富山にはもともと地場産業としてのガラス工芸はありませんでした。
昭和60年、富山市では新しい時代の高等教育機関として、富山市民大学に「ガラス工芸コース」を開設。
気軽にガラスを楽しめるのが人気となり、これをきっかけに本格的な人材育成と、地場産業としての取り組みが始まったんですね。
富山ガラス造形研究所・富山ガラス工房の誕生
この2つのコースが後に富山ガラス造形研究所へと発展して、数百名の卒業生を送り出してきました。彼らの約9割はガラスに関わる仕事に従事し、短大や大学で教育者となる人達もいます。
ガラス制作には高いコストがかかります。ガラスの原料を溶かすための燃料代、土地や建物、設備にも何千万円が必要です。
そこで富山市は若手のガラス作家の育成と地場産業としてのガラスの発展を目指して、平成6年に富山ガラス工房を開設。
若手作家のペーパーウェイトや風鈴なども人気
独立までの3年間、技術を磨きながら販売のノウハウやネットワークを広げる目的があります。
現在は個人工房、レンタル工房、ギャラリー、ショップスペースも増設されて、若手作家が活動しやすい環境が整えられています。
通販でも販売されていて、若手作家のガラス製品(ペーパーウェイトや風鈴)などが人気です。
富山県在住のガラス職人サブロウさんの「サブロウガラス」
なかでも全国な人気を得ているのが、富山県在住のガラス職人サブロウさんの「サブロウガラス」。
故郷である滋賀県の琵琶湖をイメージして「キルンワーク」という技法により作られます。
キルンワークは粒状と粉状のガラスパーツを組み合わせ、窯で溶着させます。
そのあとで、削って形を整え、型にのせて低めの温度で再び焼いて完成させるという手間と時間のかかる仕事なんですね。
富山ガラス工房の制作体験教室・ガラスの鏡餅制作が人気
富山ガラス工房のホームページには制作の体験コースが紹介されています。新しい年を彩る「ガラスの鏡餅」の特別制作体験がとくに人気です。
そのほか、地元の作家が開いている体験教室もありますので、こちらに紹介しておきます。