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石巻市・雄勝石の歴史と特徴 硯・プレート・皿の魅力 NHKイッピン

2020/04/13
 
日本伝統の食卓イメージ
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宮城県石巻市で産出される雄勝石とはなにか、特徴とは

NHKイッピン「悠久の時が生む漆黒の器・宮城雄勝石(おがついし)」で紹介された宮城県石巻市「雄勝石のプレート皿」や硯、マウスパッドなどの通販お取り寄せを探してみました。

雄勝石とは宮城県石巻市雄勝町に産出する、黒色で光沢がある硬質の粘板岩(ねんばんがん)です。

雄勝地区の2億3千から5千万年前の地層にあり、玄昌石(げんしょうせき)とも呼ばれます。

硯の特徴とは表面にある目には見えない大きさの凹凸

特徴は圧縮や曲げに強く、吸水率が低いために経年変化しにくいこと。日本の書道の道具として、古くから多くの人々に「雄勝硯」として愛されてきました。

硯にとって最も大切な部分は、墨をする際に歯の役割を果たす鋒鋩(ほうぼう)です。鋒鋩とは、硯の表面にある目には見えないほどの大きさの凹凸。

墨を磨る際にやすりの役割を果たすこの表面の状態が墨の出来を左右するんですね。雄勝硯の特徴はこの鋒鋩の荒さ、細さ、堅さ、柔らかさが丁度良いバランスになっていることです。

伊達政宗も硯師の技を称賛

江戸時代の初めには、伊達政宗に硯を二面を献上したところ称賛され、二代目忠宗もその巧みな技に感服して、硯師を伊達藩に召し抱えました。

やがて、雄勝石はスレート(石瓦)材としても歴史的建造物などに利用されるようになります。

国の伝統工芸品としての雄勝硯やスレートを製造する事業の創生期には鹿児島の、旧薩摩藩士が深く関わっていました。

雄勝石の歴史と鹿児島旧薩摩藩士

1877年の西南戦争で敗れた旧薩摩藩士が宮城集治監(現宮城刑務所)に収監され、囚人として宮城県で雄勝石採掘に従事したからなんですね。

リーダー格の旧薩摩藩士がが「産業振興に役立ちたい」と嘆願書を出して、囚人の一部が学校教育向けの石盤や硯、屋根瓦に使う石の採掘に従事。

出所後に雄勝に残って硯彫りの名人になった人もいるそうです。そんな旧薩摩藩士の思いは、雄勝と交流のある俳優・演出家 大日琳太郎さんの企画・脚本で「石に刻んだ赤心(せきしん)」という演劇にもなりました。

東日本大震災からの復興

東日本大震災では津波により製硯所がすべて流され、職人が産地を離れるなどの被害を受けました。その後、約一年かけて再開へつなげられています。

現在、主力製品は硯から高級食器に加工した「雄勝石皿(プレート)」になっています。雄勝石皿は保冷効果が高いのが特徴で、-60℃から+100℃までの温度に対応できるため、皿ごと冷やして冷たい料理を提供することもできます。

また、平成24(2012)年の東京駅丸の内駅舎保存復元にも、屋根材として東日本大震災による津波の跡から見つけ出された雄勝石のスレート約1万5千枚が使われています。

雄勝石の通販ではプレート皿のほか、マウスパッド、コースター、タイル、アクセサリー、時計などがあります。

 

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