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柳宗理マグマプレート鉄フライパンやスプーン作り体験 NHKイッピン

2020/08/13
 
調理器具の画像
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新潟県燕市の銅産業の歴史

NHKイッピン「おいしく!使いやすく!新潟 燕の金属製品」で紹介された「柳宗理マグマプレート鉄フライパン」や現地でのスプーン作り体験について調べてみました。

金属加工の町、新潟県燕市(つばめし)は新潟県のほぼ中央部に位置しています。モノづくりの町として栄え、多くの職人文化を育み、現在でも世界に誇れる商品は数多くあります。

地元の地場産業は、もともと江戸時代の初期に農家の副業として始められた和釘づくりにさかのぼります。

度重なる信濃川の水害で困っていた農村の情況を改善するために、江戸より和釘職人が呼ばれ、和釘づくりが農家の副業として薦められ、燕地域に広まりました。

元禄年間(1688~1703)に越後の間瀬銅山が開かれると、伸張性に富んだ良質な銅を使って銅器の生産が行われるようになりました。

仙台の銅器職人によって燕にもたらされたといわれる鎚起という技法が使われています。

一枚の銅版をさまざまな大きさの金槌(かなづち)を用いて打ち延ばすもので、継ぎ目のない銅器がつくられます。美術工芸品としての評価も高く、海外でも人気です。

NHKイッピンで紹介・柳宗理マグマプレート鉄フライパン

番組で紹介されたのは工業デザイナー、柳宗理(やなぎ そうり)が設計した「柳宗理マグマプレート鉄フライパン」です。

表裏両面に南部鉄器風の凹凸を浮き立たせ、表面保護の黒色酸化皮膜、さらにシリコン樹脂塗装を施した特殊加工です。

「マグマプレート加工」により、油なじみが良く、こげつきやこびりつきを抑えることができます。

耐久性もよく、両側に注ぎ口がついているので液だれがしにくく、吹きこぼれを防げます。

スプーン作り体験なら燕市産業史料館や燕三条春の工場めぐり

スプーン作り体験は地元の燕市産業史料館でできます。板からプレスしてミニスプーンの形にくり抜いて、先を丸くして完成です。

また、季節限定ですが、「燕三条春の工場めぐり」という燕三条エリアの企業が一斉に開くイベントが5月のゴールデンウイークにあります。こちらでは「スプーン作り体験ワークショップ」が開かれています。

燕市産業史料館のスプーン作り体験(じゃらんnet)
 

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