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熊本小代焼「ふもと窯」井上尚之氏のスリップウェア NHKイッピン

2020/06/16
 
陶器の画像
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NHKイッピン「食卓をあたたかく華やかに!~熊本小代焼(しょうだいやき)~」で紹介された「熊本県小代焼」の通販お取り寄せを探してみました。小代焼は熊本県荒尾市、南関町、熊本市など県北部で焼かれる陶器で、小岱焼とも呼ばれます。

これは、中興の祖の一人でもある城島平次郎氏が、荒尾の象徴でもある小岱山の「岱」の字を「代」から置き換えたため、今日では二通りの表記があります。

歴史の始まりは江戸時代の寛永9年(1632年)、肥後熊本藩の加藤忠広が改易(解任)されたため、その跡を受けて細川忠利が小倉から熊本藩の初代藩主となったことにさかのぼります。

そのとき、忠利に従った陶工の源七(牝小路家初代)と八左衛門(葛城家初代)が焼物師を命じられたのが、小代焼の始まりといわれます。

天保7年(1836年)になると、山奉行の瀬上林右衛門が藩の指令を受け、産業振興策のため瀬上窯を築き、小代焼の技法が受け継がれ、さらに野田家、近重家へと継承されて今日に至っています。

小代焼の特徴は鉄分の多い小代粘土を使用した粗めの陶土を使います。それを茶褐色の鉄釉(てつぐすり)で覆いますが、デザインは藁や笹の灰などから生まれた黄色や白など発色の違う釉(うわぐすり)を使い分け、流しかけすることによって生まれます。

釉薬(ゆうやく)の配合の違いにより「青小代」「黄小代」「白小代」に分類されます。小代焼きは「腐らない、臭いがうつらない、湿気を防ぐ、毒消しの効果、延命長寿」の五徳があるとして「五徳焼き(ごとくやき)」と親しまれ、素朴な茶碗は毎日の食卓をあたたかく演出してくれます。

窯元にはたけみや窯、太郎窯、末安窯、ちひろ窯、小代瑞穂窯、ふもと窯などがあります。番組でとりあげられたのは、新技法で作られるスリップウェアでした。

これはふもと窯の井上泰秋さんの息子さん、井上尚之さんがつくるリボンや波のような鮮やかな模様が特徴の器で人気となっています。井上尚之さんは小石原焼の太田哲三氏に師事し、ヨーロッパを中心に広まったスリップウェアと呼ばれる陶器を中心に作陶されています。

スリップと呼ばれる流動性のある化粧土にスポイトなどを使って文様を描き、低火度で焼成する焼物です。スリップウェアは日本の現代の生活スタイルに合わせて作られています。

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