津軽塗の箸・お椀・下駄や弘前市の体験教室 NHKイッピン
NHKイッピン選「これって 本当に漆器?~青森 津軽塗~」で紹介された「津軽塗(つがるぬり)」の通販お取り寄せを探してみました。
青森県弘前市(津軽地方)で生産される伝統漆器で、強く実用性に富んでいると同時に、優美な外見のあるのが特徴です。
「研ぎ出し変わり塗り」という技法は、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表現する方法です。
数十回の工程、二か月以上の日数を費やすことで、複雑で美しい漆模様と頑丈が触感が生まれます。現代まで伝わっているのは唐塗・七々子塗・紋紗塗(もんしゃぬり)・錦塗の四技法です。
唐塗の「唐」とは珍しく優れたものの意味です。津軽塗といえばこれというほどポピュラーな塗りです。
何度も漆を乾かしながら塗り重ね、模様を研ぎ出し、摺り重ねて艶をつけて仕上げます。膨大な手間と時間がかかります。
七々子塗は菜種の実を蒔いて小さな輪紋を作り、その上に色漆を塗り込み、輪紋を研ぎ出した小紋風のパターンが特徴です。 模様が魚の卵(ななこ)に似ていることからななこ塗りと呼ばれています。
紋紗塗は仕掛べらで凹凸を付けた上に漆を塗り、漆が乾かないうちに紗(炭化したモミガラ等)を蒔き、研ぎ出して艶消しの地の部分と光沢のある文様を浮かび上がらせる技法です。
錦塗(にしきぬり) は七々子模様をベースに複雑な図柄を幾重にも組み合わせた最も難しいとされる塗で芸術的な美しさです。通販では下駄、ボールペン、夫婦箸、椀、お盆、テーブル、茶箪笥などが人気です。こちらが七々子塗。
弘前市津軽藩ねぷた村には津軽塗の体験教室もあります。
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