スーパーリアルイラストレーター斎藤雅緒さんの作品とは?
スーパーリアルとは?イラストレーター斎藤雅緒さんの作品とは
スーパーリアルイラストレーター・斎藤雅緒さんの作品は、以前からテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」などで紹介されてきました。
スーパーリアリズムは写真を使って対象を克明に描写する美術です。
超写実、ハイパーリアリズム、フォトリアリズム、ニューリアリズムなどとも言われ、その起源は1960年代後半から70年代はじめにかけてアメリカ合衆国に始まったと言われています。
1947年静岡県生まれの斎藤雅緒さんはスーパーリアリズムのイラストレーター・画家で、自然風物(花・果実・野菜)、食品などをテーマに活動されています。
斎藤雅緒さんによれば、スーパーリアリズムと写真との違いとは「現実には汚い部分や形がいびつなものもありますが、絵なら理想を描くことができる」のだそうです。
野菜は取材して写真に撮り、カラーチャートで色味を確認してからそれらを元に、アクリル絵具と水彩絵具を使い、エアブラシで描いていきます。
斎藤雅緒さんのイラストを本で探すなら
斎藤雅緒さんのイラストを本で探すなら、作品集『スーパーリアルイラストレーション』(グラフィック社)他、技法書(美術出版社)、科学絵本「しぜん」シリーズ(フレーベル館)などがあります。
これまでに数々の賞を受賞され、国内・海外の美術関係誌、教科書、年鑑等に多数の作品が掲載されています。美術館、企業にも作品が収蔵されているほか、個展、展覧会も数多く開かれています。
スーパーリアルといえば、鎌倉在住の画家、上田 薫さんの卵も
スーパーリアルの画家といえば、鎌倉在住、1928年生まれの上田薫さんも第一人者として知られています。
作品のモチーフの多くは、殻が割られた瞬間の生卵、スプーンから流れ落ちそうなジャム、水の流れや空など、一瞬で姿を変えるものです。
時間と空間とを切り取るその鮮烈な描写は高く評価されています。美術の教科書で見たことがある方も多いかもしれませんね。
※この記事のタイトル画像(イチゴ)はイメージ写真を使っています。