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木曽ミネバリ材のお六櫛、特徴やスーパーストレート NHKイッピン

 
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長野県木曽ミネバリのお六櫛の歴史

NHKイッピン「美しい髪を生み出すロングセラー長野お六櫛(おろくぐし)」で紹介された「長野県木祖村のミネバリのお六櫛」、名人職人の篠原さんや通販情報を調べてみました。

「ミネバリのお六櫛」はこのほかにもテレビ東京「和風総本家」などでも大きな反響をよんで注目されています。

お六櫛とは信州木曽の国産天然素材、みねばりの木を手作業で櫛に仕上げていく伝統工芸品です。

その由来は元禄年間(1688年から1704年)が発祥とされます。持病の頭痛に悩んでいた村娘のお六が治癒を祈って御嶽山に願いをかけたところ、お告げを受けました。

それは「ミネバリで櫛を作り、髪をとかしなさい」というもの。お告げのとおりに櫛を作って髪を梳いたところ治ったことから、ミネバリの櫛の名は広まったんですね。

すると、中山道の難所、鳥居峠を行き交う東西の旅人の間で評判となり、木曽路・薮原宿の名産、「お六櫛」として全国的に知られるようになったそうです。

ミネバリの木の特徴とは

ミネバリの木の材質は堅く、斧が折れるという意味から「斧折樺(オノオレカンバ)」と呼ばれます。

一方、地方名で山の岩地から「峰に張り出す」ように生育することに由来するともいわれます。

過酷な環境のために成長が遅いため、ほかの木には見られないほど密度が高い組織になります。

硬いだけでなく粘りがあり、狂いも出ないことから、お六櫛のような細かい歯の櫛の材料として使われます。

現在で言うところの偏頭痛が治ったというお六櫛の効果は、科学的にはまだ証明されていないようですが、静電気を起こしにくい素材であることは確かなようです。

女性の体内には男性よりも静電気が溜まりやすいので、体内に溜まった電気を放電してくれるのかもしれませんね。

髪への効果としては従来の椿油とミネバリの木の相乗効果で、髪への潤い補給が行われるという利点があるそうです。

通販人気はみねばり櫛のスーパーストレート

篠原修(しのはらおさむ)さんは世代最後のお六櫛名人と呼ばれる職人さん。篠原修さんの制作作品はスーパーストレートも含めて、上で紹介したお六櫛本舗で購入できます。

スーパーストレートとはとかし櫛の実用性と手挽き櫛のような梳き心地があるため、ストレートヘアの方におすすめの極細歯の櫛です。

こだわりの作業により、歯櫛、櫛肌ともに上級品と呼ばれる丹念で上質な仕上がりです。

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