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富山の庄川挽物木地・歴史や特徴、パン切り台の通販は NHKイッピン

 
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富山の庄川挽物木地の歴史 NHKイッピン紹介

NHKイッピン「うれしい工夫がいっぱいの木製品~富山・庄川挽物木地(しょうがわひきものきじ)~」で紹介された「庄川挽物木地」の歴史や特徴、人気のパン切り台、タンブラー、マグカップなどの通販販売店を調べてみました。

庄川は長さ115キロメートル。岐阜県北西部の烏帽子岳(えぼしだけ)付近が源流で、北流して富山湾に注いでいます。

中流には合掌造り集落としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された、白川郷(しらかわごう)・五箇山(ごかやま)の秘境があります。

庄川地域は江戸時代から昭和初期にかけて飛騨山地で切り出された原木を送り、木材を貯木する集散地として栄えました。

庄川挽物木地(漆器木地)のはじまりは、慶応2年に越後屋清次という人が当庄川町でロクロ木地を営んだのが始まりと言われていますが、以前より近くの山にロクロ師がいたとも伝えられています。

庄川挽物木地の特徴・作り方

庄川挽物木地でおもに使われるのはケヤキ・トチの広葉樹材。原木を板状に製材し、屋外で半年から1年ほど自然乾燥させます。そのあとが「木取り」と呼ばれる作業です。

乾燥した板に寸法別に円を描いていき、丸のこ機で切り落とします。この木取りで仕上がりの木目が決まります。それを屋外で乾燥させてから、ロクロの作業に入ります。

手作業によって作られる製品は横ロクロを使うのが特徴です。横ロクロとは木地を挽く職人さんの右方向にロクロを取り付け、回転軸と平行して座って挽く方法です。

これによって年輪が様々な形で現れることで原木の木目の美しさが際立ち、丈夫な製品となります。全工程を一人で行うのが庄川挽物木地の職人さんの仕事です。

皮を削っただけで漆を塗ってない地のままの白木地製品は、空気に触れているだけで時とともに色合いが変化していきます。使い込むほどに味わいが増して光沢や色調の変化も出てくる魅力がある器です。

わたなべ木工芸のパン切り台、タンブラー、マグカップ

番組ではリサーチャーの田中道子さんが白木の木目が美しく、色艶のある円形で人気の庄川挽物木地のパン切り台やおしゃれなティーポットを紹介しました。

庄川挽物木地のパン切り台は富山県南砺市(なんとし)にある漆器店「わたなべ木工芸」さんの制作で、販売は「もやい工藝」さんですが、通販では今日現在品切れのようです。

こちらが「わたなべ木工芸」さんのオンラインショップです。タンブラー、マグカップ、箸、お皿、お椀などなら購入できるのでチェックしてみてください。

「わたなべ木工芸」オンラインショップ

庄川挽物木地の通販は大手販売店では希少

庄川挽物木地の製品は大手通販販売店ではYahoo!ショッピングの「和みいちばん」という販売店が品揃えも充実していましたが、現在は時計などがありますが在庫が少ないようです。

そのため、個別にオンラインショップを探す必要がありそうです。わたなべ木工芸さんのほかには嶋田工芸さんが庄川挽物細工の鏡餅などを作られています。

 

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