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越前和紙の特徴や越前和紙の里パピルス館の手作り体験 NHKイッピン

 
日本の和室の画像
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福井県五箇地区で生まれる越前和紙の歴史

NHKイッピン「丈夫でモダン!ユニークな紙製品・福井越前和紙」で紹介された「福井越前和紙」の歴史、特徴、人間国宝の九代目岩野市兵衛さんや岩野平三郎さんといった職人さんたち、越前和紙の里パピルス館の手作り体験、バッグ、カレンダー、便箋などの通販情報まで紹介します。

高級手すき和紙「越前和紙」の産地として和紙業者が軒を並べるのが、五箇(ごか)地区と呼ばれる地域。

越前市大滝町、岩本町、不老町、定友町、新在家町からなる地域で、瓦屋根の伝統的民家が集まり、緑豊かな景観と共に美しい街並みを残しています。

越前和紙の発祥は今から1500年程前。村里の岡太川に美しい姫が現れて紙漉(す)きの技を教えたという不思議な伝説があります。

「この村里は谷間で田畑が少なく、生計をたてるのにはむずかしいであろうが、清らかな谷水に恵まれているので、紙を漉けばよいであろう」と、村人に自ら紙漉きの技を教えて消えてしまったのだとか。

それから村人はこの女神を川上御前(かわかみごぜん)と奉り、 岡太神社を建ててお祀りしています。

実際に日本に紙が伝えられた4~5世紀には、すでに福井県越前市では優れた越前和紙を漉いていて、写経用紙として使われていました。

特徴は風土にあった原料

和紙を漉く際、繊維と繊維を結合させる「ネリ」と呼ばれる植物性の粘り気のある素材が使われます。

ネリの原料はオクラの仲間であるトロロアオイの根。オクラと同じようなネバネバをゴミが入らないように布で濾して作ります。

ネリは気温が低ければ低いほど粘り気が出やすいのが特徴で、それがこの土地の風土と合っていたんですね。なんと、本格的な越前和紙は「千年持つのは当たり前」と言われるほど丈夫と言われています。

飛鳥時代の「大化の改新(大化2年・西暦646年)」では、徴税のため全国の戸籍簿が作られました。和紙の需要は増大、越前でたくさんの紙が漉かれました。

また、仏教の伝来より、信仰が盛んになるにつれて写経用の和紙が必要になり、和紙の需要を高めていきます。

奈良時代には「古事記」「日本書紀」など国史の編集が進められ、平安時代には紫式部や清少納言らの優れた文学作品に使われます。

職人で知られる人間国宝の九代目岩野市兵衛さんや岩野平三郎さん

江戸時代には幕府の御用紙、重要書類、また浮世絵などのキャンバスにも使われてきました。

その後、紙漉きの技術、生産量も向上して、昭和25年までは日本の紙幣の一部が越前和紙で漉かれていました。

横山大観や多くの芸術家の強い支持を得て、日本画用紙としても全国に名前が知られ、日本一の和紙の産地として今も生産が続けられています。

代表的な越前和紙職人としては岩野平三郎さん、人間国宝の九代目岩野市兵衛さん。岩野市兵衛さんが手がけた「越前生漉奉書」は、多くの日本画や木版画家に愛用されている1500年余りの伝統の技術です。

和紙作り体験「越前和紙の里パピルス館」「卯立の工芸館」

地元では世界中でたった一枚という自分だけの和紙を作る、紙漉き体験ができます。それが「越前和紙の里パピルス館」。初めての人でも指導員が親切に教えてくれるので、約20分で色紙やコースターなどが作れます。

また「越前和紙の里 卯立の工芸館」では和紙づくりを行っている伝統工芸士が直接指導してくれて、「流し漉き」という伝統的な技法で紙づくりが体験できます。

2時間かけての体験なので本格的な技術を学びたい方にはこちらがおすすめです。内容や交通アクセスはこちらのじゃらんnetを参考にしてくださいね。

越前市越前和紙の里体験工房「パピルス館」

越前和紙の里 卯立の工芸館

ちなみに、番組で紹介されたのは福井県越前市で手漉き和紙を製造する「やなせ和紙」、「長田製紙所(おさだせいしじょ)」の越前和紙バッグでした。

越前和紙の通販では御朱印帳、バッグ、折り紙、便箋、レターセット、手すき名刺入が人気のようです。

 

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