富山・能作の錫器KAGOやぐい呑などの特徴や工場見学・鋳物体験
富山県高岡市にある能作・錫器の歴史
富山県の銅合金鋳物ブランド「能作(のうさく)」 の歴史や錫器、曲がるKAGOやぐい呑の販売店、鋳物体験情報などを紹介します。
富山県高岡市は江戸時代より400余年の歴史を刻んできた高岡銅器で知られます。株式会社能作はこの伝統ある鋳物の町に青銅鋳物による仏具を製造する工場として創業しました。
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その後、業域の拡大に伴い、2003年に錫100%製の鋳物、主にテーブルウェアの製造を開始。高岡産業文化振興基金に「錫100%の新製品の開発」が認定されたことが追い風になります。
2004年にはオリジナルデザインの風鈴が日本デザインコミッティーのコレクションに選定されます。真鍮を生型鋳造という技法で成形し、職人業で仕上げたデザイン性の高い風鈴として現在も高い人気です。
曲がるKAGOシリーズ(ダリア・スクエア・ローズ)は海外のお土産にも
なかでも「曲がるKAGOシリーズ(ダリア・スクエア・ローズ)」は鋳造の確かな伝統技術と、斬新なアイデアが形となった逸品。純度100%の錫はとても柔らかいために硬度を上げて使われるのが一般的なんですね。
ところが、逆にその特性を最大限に生かし、「曲がる器」にしてしまったのが大きな特徴です。入れる物によって形を変えられるので便利です。使う人の自由な発想で自分だけの器に仕上げられます。
ヨーロッパやアメリカでもその独自性が注目されている画期的なテーブルウェアのため、外国の方へのお土産やプレゼントにも喜ばれます。
通販でもビアカップ・ぐい呑・タンブラーなど多数が人気
富山県高岡市にある能作の社屋は約4000坪。工場やオフィスのほか、同社の製品が並ぶショップ、食器を使ったカフェ、ものづくりが体験できる体験工房などが集まる一大拠点になっています。
通販でも数多く販売されていて、錫100%の曲がるKAGOシリーズをはじめとして、錫製の酒器のビアカップ・ぐい呑・グラス・タンブラー、キッチン用品のスプーン・カトラリー、またキーホルダーやアクセサリー、風鈴、お香立てなどが見つかります。
能作の工場見学や鋳物体験・交通アクセス情報
能作の住所は〒939-1119 富山県高岡市オフィスパーク8-1。工場見学・鋳物体験情報と車やバスによる交通アクセスがじゃらんnetに出ていたので紹介します。
ネット予約もできる同社おすすめプランとして、オリジナルの錫のぐい呑み作り、ハートの小鉢作り、錫のトレー作りなどがあります。
同社ではこれまで数々の賞を受賞、テレビ東京「ガイアの夜明け」やTBS「マツコの知らない世界」などでも紹介されました。また、NHKイッピンでも紹介された高岡銅器についてはこちらで紹介しています。