台湾台北市の文山包種茶の読み方・特色・入れ方・おすすめは水出しで
台湾台北市の文山包種茶・読み方は「ぶんざんほうしゅちゃ」
「文山包種茶」がテレビ番組のフジテレビ「ノンストップ!」などで紹介されたこともあり、中国茶・台湾茶が好きな方以外にも人気が広まってきたようですね。読み方は「ぶんざんほうしゅちゃ」です。「ぶんざんほうじゅちゃ」と呼ぶこともあります。
かつて中国に存在していて、現在は台湾でのみつくられているのが「包種茶」です。中国・福建省安渓で紙に包んで売買されたことに名前の由来があります。
その後、安渓に存在しなくなった包種茶は、海を渡った台湾でのみ生産されて、現在に至っています。
文山包種茶の特色
文山包種茶の文山は、日本統治時代の「文山郡」に由来します。それにたいして、台北市には実際に「台北市文山区」という行政区があります。
文山包種茶は正確には「文山郡」に由来したものなので、「台北市文山区」に含まれる景美、木柵、猫空で作られるお茶をさします。
文山包種茶は発酵度が15%と烏龍茶ではもっとも低く、緑茶に近い軽い味わいです。茶葉は緩く揉まれ、極めて軽く発酵をすることで甘い花のような香りがします。
「清茶(チンチャア)」とも呼ばれるこのお茶の特色は鮮やかな濃緑をしていること。
緑茶と思われることも多く、苦味がほとんどなく さっぱりとしていて、日本の煎茶や玉露に近いと表現されることも多いお茶です。
入れ方のおすすめは水出しで
文山包種茶の淹れ方(入れ方)は水出しがおいしいです。大体水1Lに対して茶葉5~7g程度が基本。
良質になればなるほど茶葉が開きにくく茶も出にくいので、一軽く熱湯で洗茶をして使います。
あとはポットやコーヒーサーバーに入れて冷蔵庫で約7~8時間。約半日かかってしまうので、お早めに仕込んでください。