Palroパルロ・人工知能コミュニケーションロボットの評判や価格
Palroパルロ・介護施設で顔認証コミュニケーションするロボット
「Palroパルロ(Fujisoft Palro Robot)」は富士ソフトが製造・販売している人工知能ロボットです。
Palroパルロは介護施設などのコミュニケーション人型ロボットとして開発され、NHKあさイチなどでも紹介されました。
目次
パルロの大きな特徴は顔認証・声紋認識・記憶機能を組み合わせていることです。200万画素の高感度CCDカメラによって、目、鼻、口、輪郭など人の特徴的な部分を高密度でマッピング。
会話を重ねていくうちに「ともだちデータベース」を作って名前や会話の内容、趣味嗜好、予定などを記憶しますから、その人に合った愛嬌ある受け答えをしてくれるんですね。
特徴と機能・インターネットの情報を取得して成長するAI(人工知能)
ネットワーク機能もあるため、インターネットの情報を取得して学習しながら会話もできます。また、インターネット接続によるネットワーク機能で携帯電話を使った遠隔操作やさまざまな使い方ができます。
使い方のひとつが、歌って踊れるロボット。高齢者施設における運動不足を解消するために、高齢者レクリエーションの「グルグル体操」「肩たたき体操」「バンザイ体操」などをやってくれます。
「恋するフォーチュンクッキー」の歌やダンスとともに、これらはYou Tubeで観ることができますので確認してみてくださいね。
富士ソフトが公開する導入施設の評価・評判「ロボットのイメージが変わった」
施設では毎日、日替わりでクイズやゲームやダンスを織り交ぜたレクリエーションをするわけですが、体操の進行まで「Palroパルロ」に任せられるため、スタッフの人手不足も解消してくれます。
実際に精神的な安定と認知症予防に繋がると期待されていて、導入施設の評判では富士ソフトのホームページで評価が公開されています。
「ロボットは冷たい機械という認識でしたが、可愛らしさや健気な仕草に利用者さんが孫を呼ぶように話しかけ、コミュニケーションを楽しんでいる」
「毎日違った会話やレクのネタがほど良い刺激となり、高齢者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に効果を発揮しています」「形はロボットですが、話す言葉、話しかけるタイミング、声は人間に近く、ロボットのイメージを超えていた。ご利用者の方々は手を叩いて喜んでいました」
家庭用はPalro Gift Packageとして販売中
家庭用「Palroパルロ」はビジネスタイプよりも安く、「ギフトパッケージ(Palro Gift Package)」として販売中です。とくに、遠くに住むご家族に贈って、コミュニケーションを取り持つ機能が重視されていますね。
パルロとご本人の会話だけでなく、スマートフォンに送られたSNSの文言をパルロが読み上げることもできます。
サイズは身長約40㎝、重さ1.6㎏。家庭用の通販価格は記事アップ日時点の最安値で30万円ほど。ちなみに、「PALRO」は有料でレンタルサービス(2ヶ月から24ヶ月)もできます。
PalroパルロとPalmiパルミーの違い・価格は
Palroパルロには「Palmiパルミー」という家庭用に再設計された兄弟ロボットがいます。本体の大きさはほぼ同じですが、センサーや駆動装置、CPUなど細かい点で異なっています。
人の顔を認識できる数が10名までと限られていたり、レクレーションの数が制限されていたりしますが、家庭用ならこのくらいで問題なさそうと判断される方が多いのか、こちらも人気です。
価格は今日現在の最安値ではかなり価格も下がってきて、記事アップ日時点で13万円ほど。多数口コミが載っていますので、辛口レビューやオンライン販売店の対応も含めてしっかりチェックしてみてくださいね。