岡山備前焼の特徴やミュージアム・伝統産業会館の体験 NHKイッピン
岡山備前焼(伊部焼)の特徴とは・NHKイッピン紹介
NHKイッピン「すっぴんがステキ!~岡山備前焼~」で紹介された「備前焼」の特徴や備前焼ミュージアム・伝統産業会館の体験情報について調べてみました。
岡山県備前市にある伊部(いんべ)の町で主に生産される陶器が備前焼と呼ばれます。
日本で古くから造られている6つの窯(瀬戸焼、常滑焼、丹波焼、備前焼、越前焼、信楽焼)は総称して、日本六古窯(にほんろくこよう)と呼ばれますが、この中の1つです。
伊部の町で備前焼がたくさん作られることから、伊部焼(いんべやき)とも呼ばれるんですね。
釉薬も絵付けも施さない備前焼では、土と炎の力だけでさまざまな表情の器を生み出してきました。釉薬をかけず、裸のまま、約2週間前後、1200℃以上の高温で焼き締めるため、強度が他の焼き物に比べると高くなっています。
鎌倉時代には「落としても壊れない」と言われて評判が良く、当時の作品は「古備前」と呼ばれ珍重されています。1000年の歴史を誇る備前焼の産地には、100以上の窯元やギャラリーが点在しています。
レンガ作りの赤い煙突や備前焼の屋根瓦を用いた建物の古い町並みはここだけの光景です。
青備前とはなにか?
知る人ぞ知る「青備前」というものもあります。備前焼の中でも青備前をコレクションされている方は少ないと言われます。
コストがかかるため作る窯元も少ないんですね。窯の中で空気があたらない箇所で焼かれると、還元(酸欠状態)で青になるのだとか。涼しげで神秘的な色ですね。
通販ではマグカップ、ビールグラス、湯呑み、茶碗、ぐい呑、皿、花器、盆栽鉢などが人気です。しょうゆ差しもおしゃれですね。
岡山備前焼の鑑賞は備前焼ミュージアム、陶芸体験は備前焼伝統産業会館が人気
岡山備前焼の鑑賞なら「備前市立備前焼ミュージアム」、陶芸体験教室では「備前焼伝統産業会館」が人気です。
どちらも岡山県備前市伊部にあります。備前焼伝統産業会館の二階では作家ごとに備前焼の作品が鑑賞できて購入もできます。
備前焼の土ひねり体験は三階。事前連絡して予約しておく方が指導の準備もしていただけるのでおすすめだそうです。