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薩摩ボタンの特徴や歴史・リングなどのアクセサリーや絵付け体験

 
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鹿児島県薩摩ボタンの特徴

薩摩ボタンは鹿児島の伝統工芸品「白薩摩」に薩摩焼の技法を駆使し、金をはじめとする豪華絢爛な配色を施し、ミリ単位で作品を描いていく伝統工芸です。

これまでにテレビ東京「和風総本家」、テレビ東京「YOUは何しに日本へ」、テレビ朝日「朝だ!生です旅サラダ」などのテレビ番組でも紹介されました。

薩摩焼には黒薩摩と白薩摩があり、白薩摩とは「白もん」とも呼ばれる象牙色の陶器で、表面に細かなひび割れ(貫入)を生じさせるのが特徴です。 ボタンはこの白薩摩の白い生地を使います。

薩摩ボタンの歴史はアクセサリーの輸出に始まる

薩摩ボタンの歴史は江戸時代、薩摩藩が幕府に対抗するための軍資金が必要でした。

当時、鎖国が行われているなかで、対馬・蝦夷・長崎・琉球という4つの窓口だけが諸外国と交流できた場所。

琉球は薩摩藩の管轄下にあったため、琉球を通して海外の情勢を知ることができたんですね。

また、薩摩藩は薩英戦争のあと、イギリスやフランスといった西欧と親交を深めていきます。

そこで、欧米コレクターのジャポニズム文化人気に目をつけて、薩摩ボタンが輸出用に造られるようになります。

ボタンという西洋文化に和を融合させて、風景や人、植物や動物などが美しく描かれる薩摩ボタン。

鮮やかな色彩とデザインから、着物と並ぶ日本を代表する芸術品として世界から注目されて、カフス、ピアス、ブローチ、かんざし、帯留めなどのアクセサリーや指輪がつくられるようになりました。

現代に復活させた作家、鹿児島県垂水市の室田志保さん

しかし、制作はたいへんで下書き、すじ書き、色入れ、焼成、修正、金彩色、完成という多くの工程を経ることもあり、窯元は減り、やがて作り手も途絶え、幻のボタンと称されるようになってしまいます。

そんな薩摩ボタンを現代に蘇らせたのが、日本で唯一の薩摩ボタン作家、室田志保さん。

薩摩焼を作る会社の絵付け担当だった彼女は退所後、薩摩ボタンを復活させようと決心。

技術の試行錯誤や史料を研究して、鹿児島県垂水市にあるアトリエ「絵付舎・薩摩志史(えつけしゃ・さつましし)」において、ボタンやアクセサリーを作成しています。

室田志保さんの作品は今日現在、これらのオンラインショップにはないようなので、「薩摩志史」のホームページから販売店一覧を探してみてください。

薩摩ボタンの体験はどこでできる?

本格的な薩摩ボタンの体験は室田志保さんの「薩摩志史」でアトリエ開設15周年記念として2019年2月4日に開かれましたが、御本人が忙しいためにそのような節目だけのようですね。

このほかには鹿児島県日置市東市来町にある体験型レクレーション施設「美山陶游館」で薩摩ボタン絵付け体験ができます。

今日現在ですが、開催期間が2019年05月31日~2019年08月31日と限られているようですので、おはやめの予約をおすすめします。

美山陶遊館の薩摩ボタン絵付け体験(じゃらんnet)
 

オークションサイトでも人気のアンティーク

いっぽうで、アンティークも陶器コレクターに根強い人気があります。国際フォーラムの大江戸骨董市やヤフオクなどのオークションサイトでも人気が高いですね。

いいものが安い値段で入手できる場合もあるのでチェックしてみてください。ヤフオクやメルカリなど、ここからまとめて探せます。

薩摩ボタンのオークション情報
 

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