松本ほうきの特徴や種類・塩尻市の米澤ほうき工房など NHK紹介
松本ほうきの歴史と特徴
松本ほうきの特徴や種類、約150年の歴史を持つ長野県塩尻市の「米澤ほうき工房」の魅力、通販お取り寄せを探してみました。以前にNHKおはよう日本「土曜すてき旅・城下町の手仕事を訪ねて」でも紹介されまています。
北アルプスの麓に広がる長野県松本市は国宝・松本城を中心とする旧城下町。幸いにも戦災を免れたことから重要文化財などの歴史的建造物が多く残っています。
その歴史は戦国時代の永正年間(1504-1520年)、信濃守護家小笠原氏(府中小笠原氏)が林城を築城して、その支城の一つとして深志城(ふかしじょう)が作られたのが始まりだとか。
松本城は以前、深志城と呼ばれていました。この深志城が築城された際、腕利きの大工が住みついて家具作りなどの工芸文化が花開いていき、その技術が現在でも受け継がれています。
長野県は木材が豊富であり、種類も多く良質です。さらに松本地方は空気が乾燥し、風通しが良いため、木材の乾燥に適しているため、家具作りにも最適な場所と言われてきました。
松本ほうきの種類
松本市の工芸文化のひとつに松本ほうきがあります。松本ほうきは江戸時代から農家の副業として伝わったもので、この地の特産品である良質なホウキモロコシが使われます。
特徴は日本一長く柔らかい穂で掃き心地が良いこと。20センチほどの箒は荒神(こうじん)ほうきと呼ばれ、農業全般の神とされてきました。家の守り神や安産祈願にもなるため、縁起物として妊婦さんにプレゼントする習慣もあります。
ちょっと使いのものは短手箒と呼ばれます。ふんわりと柔らかく抜群の履き心地で、フローリングや畳を掃くのにピッタリです。穂先は海外産のものに比べしなやかなため、折れにくく長期にわたって使えます。
長野県塩尻市の米澤ほうき工房とは
長野県塩尻市の米澤ほうき工房は松本ほうきを親子3代、約150年に渡って制作しています。2011年から家業を継いだ3代目米澤資修(もとなお)さんは上質な穂を確保するため自らホウキモロコシを栽培。
収穫、乾燥、製作と昔ながらのやり方で松本ほうきを作り続けています。使わない時でも側に飾っておきたくなるような、見た目にこだわったオシャレがなほうきというだけでなく、丈夫で使いやすく何十年でも使える逸品ということで人気となっています。
NHKおはよう日本で、長野県松本市から紹介された「米澤ほうき工房の松本ほうき」ですが、「みんげいおくむら」のサイトから購入できます。
「みんげいおくむら」とは日本や世界の各地から集めた民藝・手仕事の生活道具のセレクトショップ。大手通販では楽天に通販販売店があります。